AWS デベロッパーアソシエイト(DVA)勉強法(学習で使用した教材なども紹介)

資格試験

先日AWS認定のデベロッパーアソシエイト試験(DVA)に合格しました。


DVAの合格ラインはスコア720でしたが、801点での合格でした。(1回目の受験で合格できました)

これからDVA試験を受験する方向けに、合格までに行った学習法などを紹介します。

受験時の前提ですが、実務でのAWS未経験、AWS認定は「SAA」「CLF」合格済です。
これで「SAA」「CLF」に続き3つ目の認定となりました。

この記事では下記のことがわかるように書きたい思います。

・使用した教材
・教材の使い方
・学習時間、学習量

AWS デベロッパーアソシエイトおすすめの勉強法

学習方法はシンプルで、①基礎学習、②問題演習、③模擬試験です。

①基礎学習(対策本、Web学習)
②web問題集での問題演習
③模擬試験

使用した教材は下記の通りです。
■対策本

ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト (アソシエイト試験ポケットスタディ)
AWS(アマゾンウェブサービス)認定デベロッパーアソシエイトの試験対策テキストです。この資格を取得することで、自社やお客様の開発現場でアプリケーションを開発する人にとって有効なエビデンスとなり、お客様や担当者に安心して依頼してもらえるようになります。 AWSでは日々成長するサービスですが、本書では機能やサービスを身に付...

■Web問題集

<https://aws.koiwaclub.com/>
AWS WEB問題集で学習しよう

これらの教材を使用した学習をおこなったので、学習時間や試験までに解いた問題数などを記載します。

DVA対策本での基礎学習

基礎学習に関しては主に対策本を活用しました。

https://amzn.to/3PZxgV0

本書では試験の項目に合わせ下記の通りとなっています。(本書房とのAWS試験概要等の説明は除く)
また、各項目ごとに練習問題があります。

  • 展開(デプロイ)
  • セキュリティ
  • 開発
  • リファクタリング
  • モニタリングとトラブルシューティング
  • 本試験想定問題集
基礎固めとしては「展開(デプロイ)」〜「モニタリングとトラブルシューティング」を2周しました。

ただし、完全に2周したかといえばそうではなく、

1周目:しっかりと説明文を読み、理解度チェックとして項目ごとの練習問題を解く
2周目:理解が足りない部分を中心に説明を読み、再度問題を解く
といった感じで行いました。(そのため実際は説明文として1.5周、練習問題は2周くらいです)

Webでの基礎学習

対策本を読んでも理解、イメージができない部分に関しては補足教材としてUdemyのハンズ本教材を活用しました。

【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
03版の新試験対応!アソシエイト試験突破に必要な経験と知識を1000ページ以上の理論学習、40サービス以上のハンズオン、3回分の模擬テストで獲得していきます! 網羅的にAWSを利用していく基礎力を身に着けることが可能です!

SAAの受験時に使用したものですが、十分DVA試験にも活用できます。

私はLambdaやCloudFormation、IAMロールの箇所についてより理解を深めるために活用しました。

対策本での学習期間

基礎学習時間は「3週間(20時間)」ほどでした。
対策本1周目:2週間(10時間)
対策本2周目:5日(6時間)
Udemyの講座:2日(4時間)

その他の対策本

DVAの対策本はあまり種類が少なく、あまり悩まず「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト」を選択しましたが、
2022年の2月に発売された教科書もあるようです。(ポケットスタディの方は2021年3月の発売です)
徹底攻略AWS認定デベロッパー – アソシエイト教科書
CCNAなどの黒本で有名な徹底攻略シリーズの教科書ですね。

掲載範囲などは同じのようなので、書店などで確認し、自分に合ったものを購入するのが良いと思います。
(ポケットスタディよりも本が大きい分掲載内容も多いようですが、少し値段も高いです・・・)

Web問題集でも問題演習

基礎学習ができたら、ひたすら問題演習しました。

現時点でのおすすめの問題集は「AWS WEB問題集で学習しよう」です。

<https://aws.koiwaclub.com/>
AWS WEB問題集で学習しよう

DVAの学習をする場合5000円弱の料金がかかりますが、DVA問題の量も350問(2022年5月時点)あり、これらを学習することで、十分に合格の実力が身に付きます。

私は試験対策としてこの問題集を2周した上で試験に挑みました。

実際の試験でもWEB問題集と似たような問題が出題されたと思います。(3割ほどだったと思いますが)
そのため最低でも問題集を2周は行い、類似問題は確実に得点できるようにするのが良いです。

注意点としては、答え丸暗記ではなく、なんとなくでも納得した上で解答することです。
AWS認定の性質上範囲も広く、どうしても「完全に理解」は難しいかもしれませんが、
問題を解いていく上で、正解の選択肢がなぜ正解なのか、それ以外の選択肢がなぜNGなのかをなんとなくでも納得して解答できるようにしてください。
そのようにすれば実際の試験でも確実に誤りな選択肢を省き、2択ほどに絞って解答できるようになるはずです。

問題集での学習期間

問題集を2周するまでの期間は6日ほどでした。

1周目:どうしても時間がかかってしまい4日(6時間)ほど
2周目:理解した問題は即答できるので2日(4時間)ほど

もちろん問題の解説も読んでも理解できない部分は教科書で合ったりWebで調べて、理解に努めました。

ポイントとしては、問題集は短期集中でやるのが良いです。飽きてきますので。。。

その他の問題集

ここまでで対策本(ポケットスタディ)とAWS WEB問題集で学習しようの問題集を行いました。

これだけでも合格は可能かと思いますが、実際の試験はもう少し難しい問題が出題されます。

より確実な合格を目指すのであればUdemyの問題集もお勧めのようです。
(私は購入しましたが、1回分しか行いませんでした)
AWS 認定デベロッパー アソシエイト模擬試験問題集(5回分325問)

この問題集はかなり難し目の問題を取り揃えているようです(実際に難しいかったです)
模擬試験をこなすだけでもかなり疲労してしまいますが、絶対に1発合格を目指す方は、合格率の向上に貢献できるのではないかと思います。

模擬試験の実施

理解度の確認として模擬試験を行うことをお勧めします。模擬試験を行うことで、自分の苦手な項目がわかったりします。

模擬試験の種類としては主に以下の3つがあります。

    • AWS公式の模擬試験
    • AWS WEB問題集で学習しようの模擬試験
    • 対策本で模擬試験

私はWEB問題集を1周した段階で「対策本の模擬試験」

2周目が完了した段階で「AWS WEB問題集で学習しようの模擬試験」を行いました。

対策本の模擬試験(WEB問題集1周時点)

WEB問題集を一周した時点で「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト」の
模擬試験(本試験想定問題集)を行いました。

この問題集は、本番の試験とは違い50問ですが、初見の問題として実力を試すことができます。

結果は下記の通り

■ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト想定問題集解答結果
40/50(正解問題数/出題問題数)→正答率80%

1周目にしてはまぁまぁの結果でした。ただし実際の試験を受けてみて感じましたが、想定問題集が比較的簡単な問題だったと思います。

AWS WEB問題集で学習しようの模擬試験(WEB問題集2周目時点)


<https://aws.koiwaclub.com/より>

2周目が終わった時点で最終確認としてAWS WEB問題集で学習しようの模擬試験を行いました。

問題の形式としては本番同様の65問でWEB問題集の中からランダムに出題されます。

そして模擬試験が完了するとすぐに結果を表示してくれます。(メールでの結果確認もできます)

模擬試験の結果は下記の通り

■AWS WEB問題集で学習しよう模擬試験解答結果
点数: 825 点
正解率: 84.62%

2周目にしてはイマイチな点数でした。。。

この直後に本番試験を受けてなんとか合格はできていますが、

できれば90%以上の正答率であればより安心して試験に挑めるかと思います。

デベロッパーアソシエイト勉強法まとめ

以上がDVA合格までに私が行なった勉強法でした。まとめると下記の通りです。

①基礎学習として対策本「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト」を読む(黒本でも可)、必要に応じてUdemyを活用

②AWS WEB問題集で学習しようのDVA問題を2周以上こなす

③模擬試験で85%以上取れたら試験に挑む(AWS WEB問題集で学習しようの模擬試験で90%以上が理想)

学習の際の参考になればと思います。

最後に:DVA本番試験の難易度所感

実際の試験を受けた所感ですが、即答できるのは3割ほどで、ほとんどは問題文をよく読み検討する必要がり、模擬問題等よりも難しく感じました。

しかし、十分な学習が出来ていれば、難しい問題でも選択肢を2択程に絞ることができると思います。

問題数も65問と多く、途中で心が折れそうにもなりますが(30問目くらいが一番きついです)、わからないなりにも、それなりの根拠を持って選択した解答は以外と正答しているはずです。実際に私も不合格を覚悟しましたが、ぎりぎりではない点数で合格できていました。

本番試験は想定よりも難しく感じる方もいると思いますが、わからなくても最後まで解き切ることが大切です。

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