ネットワーク系のエンジニアとして会社に入社して10年と少しが経ちますが
その過程で様々なIT系資格試験に挑戦してきました。
・CCNP Enterprice
・JNCIA
・ドットコムマスター★
・ドットコムマスター★★
・第一級陸上無線技術士
・AI/DD総合種
・電気通信主任技術者
・情報セキュリティマネジメント
・情報処理安全確保試験士試験
・ネットワークスペシャリスト
・AWS クラウドプラクティショナー
・AWS ソリューションアーキテクト アソシエイト
・AWS デベロッパー アソシエイト
・AWS SysOps アソシエイト
・LinuC level1
多くの試験を受験してきましたが、一回で合格できた試験もあれば
もちろん不合格で複数回受験した試験もありました。
これまでの経験で、合格できる時と、不合格になるときの学習量では
明らかに違いがあることがわかってきました。
本記事では今までの経験から、試験に合格できる勉強量の基準を書きたいと思います。
結論を先にお伝えすると下記のような感じです。
基礎学習2〜3:過去問7〜8
■過去問の回数
問題集3周以上
詳しく書いていきます。
【Point1】基礎学習と過去問の割合
試験勉強における学習割合ですが、
過去問の学習ウェイトを多くするのが基本です。
下記くらいのイメージでいいと思います
比較的容易な試験であれば、基礎学習2:過去問8
難し目の試験であれば、基礎学習3:過去問7
ここでいう基礎学習とは、過去問の前に、参考書を読み込む等の学習を指しています。
ほどんどの試験において、過去問からの出題が一定数あります。
基本情報処技術者試験ドットコム様の情報によると
国家試験である、基本情報処理技術者試験問題の
50%以上が過去問の流用だったそうです。(午前問題)
そのため、参考書等での基礎学習は全体学習時間の2割程度に収めて
早い段階で過去問演習に移るのが合格の近道です。
おそらくですが、参考書を一通りこなして、
いざ過去問を解いてみても、
意外と解答でき無いことが多いのではないかと思います。
ある程度知識はついたのに解答できないのです。
試験に合格するためには、その試験の「問題の問われ方」に慣れておくのが非常に重要です。
合格だけを目指すのであれば、過去問だけでもOKか?
試験の難易度にもよりますが、中にはひたすら過去問を繰り返せば
合格できそうな試験も中にはあると思います。
過去問だけで合格するのが悪だとは思いませんが、
(過去問を解き、解説を読む過程でもそれなりの知識はつくと思います)
基礎知識がある状態での過去問演習の方が、より問内容をイメージして解答できるため、
知識の定着度が違うと感じます。
試験勉強の意味・過程を重視するためにも参考書等での基礎学習をお勧めします。
※ある程度その試験に関して基礎知識がある方は過去問からスタートしても全くOKだと思います。
参考書等で基礎学習する裏の目的としては、ある程度時間をかけて学習するので、「せっかく学習したのだから資格取得がまで頑張ろう」と言った気持ちを持たせるためです。
参考書などの独学ではモチベーションが続か無い方は
Udemyなどの動画学習がお勧めです。
世界最大級のオンライン学習サイトUdemy
【ポイント2】過去問は3周以上が必須
過去問のウェイトを大きくするのが良いのはわかったが、(わかっていたが)
ではどのくらい学習すれば良いのか。
結論、過去問3周以上が安全です。
具体的には問題集×3周or過去問10回分×3周です。
3周ほど繰り返せば基本的に高い確率で合格でくるはずです。
2周目:自分で考えて回答する
(1週目で問題の解き方は理解できているので、比較的スムーズに進められるはず)
3周目:知識の定着を図る
こんな当たり前の事を言ってしまえば元も子もないですが、
合否を分けるのは基本的に過去問を解いた量だと思います。
(もちろん全ての試験に当てはまるわけではないですが・・・)
今まで過去問3回以上を実践して落ちた試験はありません。
逆にいうと、過去問3周できなかった試験は落としてしまうことがありました。
基本情報技術者試験の午後問題も、まともに過去問をやらずに受けて落ちましたし、ネットワークスペシャリスト試験を受験の際も、明らかに過去問をこなす回数が少なく落としました。
(寝スペに関してはしっかり2回落としました)
確実な合格には
経験上過去問3周以上をお勧めします
(問題集なら3周、過去問なら10回分×3周)
問題集(過去問)実施時の注意点
問題集や過去問を3周以上が良いとお伝えしましたが、
答えを覚えれば良いといったわけではありません。
解説を読み、状況に応じて参考書やネットで調べるなどして
なるべく理解することが大切です。
ここで重要なのは「なるべく」の部分です。
全てを完全に理解して進めるのはあまり現実的ではありません。
「数をこなすことが大事」と言ったことからも、調べても理解でき無いような問題は
「問題文と答えの組み合わせだけ覚える」といった割り切りも必要です。
賛否があるとは思いますが、業務で使う様な、
本当に必要な知識は、必要になったときに覚えるのが一番です。
3周に囚われすぎ無い
3周を何が何でも完璧にこなす必要があるわけではないです。
試験によっては3周もこなす必要がない場合もあれば、
3周より多く問題をこなす必要な場合もあります。
かなり感覚的なこととなってしまいますが、
「問題文を読んだ段階で、答えが連想できる」のであれば、
その問題をこなす必要はないと思います。
問題集を進める上で、上記の様な問題は飛ばすなどして、
効率的に学習を進めてください。
まとめ
試験に落ちる人と受かる人の違いは、
結局学習量の違いです。
今回は合格するための目安としての学習量を記載しました。
基礎学習2〜3:過去問7〜8
■過去問の回数
問題集3周以上
こらから試験を受ける際の目安としていただければと思います。
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