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以前取得してCCNP Routing & Switchingの更新時期が近づいて来ました。
更新をしようとしていますが、どうやらcisco試験は2020年の2月に大幅改定されたようで、
試験の形態がかなり変わっていました。
今回CCNPの更新をするに当たり、新CCNP試験の更新方法について調べて見たので
まとめていきたいと思います。
この記事でわかること
CCNPの認定方法の変更点
更新方法の前にそもそものCCNPの認定方法も変わっています。
CCNP試験ですが、従来の「CCNP Routing & Switching」(以下CCNP(R&S))は
「CCNP Enterprise」と名前が変わっています。
名前が変わったというよりは、複数あったCCNP試験が整理され、 「CCNP Enterprise」の試験項目の中にCCNP(R&S)が含まれるイメージのようです。
そしてCCNP(R&S)はROUTE・SWITCH・TSHOOTの3試験に合格することで取得できていましたが、
CCNP Enterpriseはコア試験と呼ばれる絶対に受けなければ行けないメインの試験と、
各分野に特化したコンセントレーション試験と呼ばれる試験に合格することで取得できます。
コンセントレーション試験は6種類有り、その中から1つ合格でOKです。
つまり、コア試験1つ、コンセントレーション試験の1つの合計2つの試験に合格で取得となります。
ちなみに新試験へ更改するタイミングですでにCCNP(R&S)を取得済みの方は、自動的にCCNP Enterprise認定となっています。
CCNP Enterprise 認定とトレーニングプログラム
CCNPの再認定方法とその種類
CCNP Enterpriseの新規取得に関してはコア1・コンセントレーション1でわかりやすくてよかったのですが、
少し複雑なのが再認定方法です。
再認定ポリシーより
公式ページにもある通り更新するには複数の方法があるようです。
- 試験のみで再認定される
- 試験と継続教育プログラムを組み合わせて再認定される
- 継続教育プログラムのみで再認定される
CCNPを試験のみで再認定される方法
まずはCCNPを試験のみで更新する方法です。
4つの方法があるようです。
- テクノロジーコア試験の1つに合格する
- プロフェッショナル コンセントレーション試験の2つに合格する
- エキスパートレベル筆記試験の1つに合格する
- エキスパートレベルラボ試験または実技試験の1つに合格する
従来のCCNP(R&S)の更新方法も、認定の際に受けた3つの試験の内、1つに合格する
またはCCIEのいずれかの試験に合格することでOKでした。
試験のみで再認定されるのは、今までの方法と同様でわかりやすいかと思います。
しかし、1つ注意が必要です。
これがこの部分
「プロフェッショナル コンセントレーション試験の2つに合格する」
そうなのです、認定の際は1つで良かったコンセントレーション試験ですが、更新の際は2つの試験に合格する必要があるということです。
コア試験に再度合格すれば、それだけで再認定ですが、コア試験は難易度が高いので、
うまく調整されてしまったようです。
コンセントレーション試験のみで更新しようとする場合は、2種類の試験合格でないとCCNP Enterpriseが再認定されないので、十分注意が必要です。
CCNPを試験と継続教育プログラムを組み合わせて再認定される方法
続いて試験+継続教育プログラムを組み合わせて更新する方法です。
継続教育プログラムとは、必要な研修を受けることによって、クレジットが取得でき一定のクレジットが獲得できれば
試験の再認定を受けることができる制度です。
継続教育プログラムはもともとCCIEのみに適用されていた制度ですが、現在では全ての試験に適用範囲が広がったようです。
継続教育プログラムを受けるには、シスコ認定ラーニングパートナーが実施している講座を受講すれば良いです。
シスコ ラーニング パートナー
例えば、シスコ プラチナ ラーニング パートナーである「トレノケート株式会社」が実施している
「CCNP Enterprise BOOT CAMP ~ENSLD編~」の講座を受講すれば、40CEクレジットが取得できることになります。
CCNP Enterprise BOOT CAMP ~ENSLD編~ (試験/バウチャーなし)
このように ラーニング パートナーで実施している講座を受講することができるため、
受講して40CEをゲットすれば、1つのコンセントレーション試験合格でCCNP Enterpriseを更新とすることができます。
ただし、対象となっている継続教育プログラムは決して安いとは言えません。
なので継続教育プログラムを使って更新できる方は、会社負担で講座を受講できる方などに限られてくるかと思います。
ちなみにクレジットの有効期限は3年間だそうです。
継続教育プログラムのみで再認定される
試験を完全スルーして、継続教育プログラムのみで再認定をされることも可能です。
各試験で必要なクレジット数が決まっておりCCNPの場合は80CEクレジットで再認定となります。
先程も紹介したとおり、シスコ ラーニング パートナーで実施している
講座を受けてクレジットを貯めるだけで再認定可能です。
ただし、この場合は少なくとも2つ以上の講座を受けることが必要になってきます。
数10万〜100万円ほどの金額が必要になるはずです。
この場合はより会社負担での対応が必要になってくるかと思われます。
個人で継続教育プログラムのみで更新はあまり現実的では無いですね。
CCNP更新する方法まとめ
継続教育プログラムがCCIE以外にも適用されたことで、CCNP等の更新方法が多様化しました。
しかしながら継続教育プログラムにはそれなりのお金がかかるので、
会社負担なしなら試験のみ、
会社の負担が適用されるなら、継続教育プログラムの活用も有り
といった感じでしょうか。
個人的にはコア試験を受験してサクッと更新してしまうのが色々めんどくさくなくて良いかなと思っています。
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