情報処理安全確保支援士合格までの勉強法

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IPAが開催している、国家試験の情報処理安全確保支援士試験の受験を考えている方向けに、

私が試験合格までに行った勉強法を簡単に紹介します。

主に午後試験に対しての勉強法となります。

結論を先に伝えると、

  1. 参考書で基礎学習
  2. 基本、応用情報のセキュリティ問題演習
  3. 問題集等を駆使して、過去問をときまくる

です。

サックっと読んですぐに勉強に取り組んでいただきたいので、

かなり完結に記載します。

この記事でわかること

  • 情報処理安全確保試験士試験の勉強法(午後)
  • 合格までの勉強時間
  • おすすめの教材

情報処理安全確保試験士の勉強法

2019年度の春試験にて試験に合格したので、

その時の勉強法を紹介します。

当時の得点です。

ちなみに、基本情報や、応用情報は取得していない状態で受験しました。

参考書で基礎学習(試験4ヶ月前)

試験の全体像を掴むために、参考書を購入して、ざっくり読み込みます。

教科書に関しては試験の全体像を掴むのが目的なので、書店などで立ち読みして自分にあったものを購入すれば良いと思います。

私が下記の本が読みやすかったので、購入しました。
情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2021年版

読んでおくべき副読本 (暗号技術入門)

教科書の他には下記の本をお勧めします。
副読本と呼ぶには申し訳ないくらいの良書でした。
暗号技術入門 第3版

試験の対策本を謳っているわけではありませんが、
内容が分かりやすいのはもちろん、読み物としても面白いです。
3回くらい読み込みました。

この本があったからこそ、試験に合格できたと言ってもか過言ではないです。
間違いなく必読書です。

内容に関しては本の目次などを見ていただければと思います。
→目次を確認する(Amazonの商品ページが開きます)

 

下位試験の問題を実施(試験3ヶ月前)

基礎学習ができたら、実際に問題をといて知識の定着を図ります。

おすすめは下位試験の問題をといてみることです。

基本・応用情報処理のセキュリティ系の問題をといてみてください。

問の部分だけでなく、問題文を読むだけでもかなり勉強になるはずです。

○基本情報処理技術者試験のネットワーク系・セキュリティ系の問題を実施(最低5年分)

○応用情報処理技術者試験のネットワーク系・セキュリティ系の問題を実施(最低5年分)

〇〇ドットコムのページから実施してください。

Web上で回答して答え合わせまでできるので、サクサク実施できると思います。

画像は応用情報処理技術者試験ドットコムのものです。

問題集の実施(試験3ヶ月前)

いよいよ実際の試験の問題をといていきます。

しかし、情報安全確保支援士の午後問題は問題文時間が長く、

読むだけでも消耗してしまいます。

そこでおすすめなのが、下記問題集です。

情報処理安全確保支援士「専門知識+午後問題」の重点対策 (重点対策シリーズ)

この問題集は、過去問を中心に出題されていますが、各機能ごとに出題かつ

問題文が解答に必要な部分のみに圧縮されていて、効率的に問題をこなすことができます。

試験合格には、過去問の数をこなすことが必須なので、非常におすすめの問題集となっています。

※私は最初この問題集を使用せずに、過去問をダウンロードして、午後問題演習をこなしていましたが、問題文の長さに心が折れそうでした。

ちなみにこの本の購入特典でダウンロードできる、直前対策シートが、意外と使いやすくて良かったです。

過去問演習(試験2ヶ月前)

問題集をこなせば、実際の問題にもそれなりに解答できるようになっているはずですが、

やはり実際の過去問を解くことは必要です。

IPAのページから過去問をダウンロードできるので、

少なくとも直近3年分2週は必要かと思います。

3年分と言っても、情報安全確保支援士は年2回開催されるので、
6回分かつ午後Ⅰが3問、午後Ⅱが2問で、合計30問あるので、かなり大変です。

どうしても過去問演習が辛い方は、情報処理安全確保支援士「専門知識+午後問題」の重点対策 (重点対策シリーズ)を徹底的にやり込む方法も有りかと思います。

その他(試験2週間前)

過去問集や、過去問の問題はこなしつつ、午前試験の対策もしておきましょう。

午後Ⅱに関しては、過去問4年分を2〜3周すれば全く問題ないです。

問題は午前Ⅰです。

午前Ⅰは応用情報処理技術者試験の問題を中心に30問出題されます。

これらの問題は、情報安全確保支援士に特化した問題ではないため、

別途対策が必要です。しっかりと応用情報処理技術者試験の過去問をこなし
間違いなく、突破できるようにしておきましょう。

応用情報処理技術者の午前問題を4〜5年分を2〜3周しておけば、問題ないかと思います。

午前Ⅰで落ちてしまい。実際の支援士の問題が採点されないのは悲しすぎますからね。。

試験当日

実際の試験ですが、

しっかりと対策していれば、午前問題は楽勝かと思います。

そして、午後問題ですが、思った以上に難しく感じるかと思います。

ただ、問題文はしっかりと読み込めば、なんとか解答ができるはずです。

わからない問題があったり、午後Ⅰの問題が不出来だったりすると、
その後の問題まで引きずってしまいがちですが、

何かしら解答を書いておけば、意外と部分点はもらえるはずです。

自信を持ってガシガシ問題をといていきましょう。

まとめ

情報安全確保支援士試験は、他の高度試験に比べれば取得はしやすい試験です。

しかし合格率20%を下回る試験であり、難関試験には代わり有りませんので、しっかりと対策をして、試験合格を目指していただければと思います。

まずは早速勉強に取り掛かり、備えることが大切です。

合格までに必要な勉強時間

私が学習に費やした時間は(4ヶ月間、Ⅰ日あたり約1時間)120時間ほどでした。
※毎日1時間やったというよりは1日30分の日もあれば2時間の日もあるといった感じです。

ただ、勉強時間はそれまでの実務経験や、基本、応用情報、その他高度試験の受験履歴等で、変わってくるかと思います。

使用した参考書

  

特におすすめは真ん中の[暗号技術入門第3版]です。

試験対策本以前に面白いのでおすすめです。

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