AWSソリューションアーキテクトアソシエイト勉強法

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先日AWSソリューションアーキテクトアソシエイトの試験を受けて合格(なんとか一発合格でした)したので、
勉強法と、かかった時間を記載します。

この記事でわかること

・AWSソリューションアーキテクトアソシエイト合格までの勉強法
・合格までの学習時間
・試験の難易度
・試験でのポイント

AWS SAAの概要

・3つの種類があるアソシエイト試験の中で、AWSの構築関連の知識に重点を置いて試験です

・AWSクラウドプラクティショナーの次に難しい試験です

受験対象

AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトは、AWS における、可用性があり、コスト効率が高く、高耐障害性で、スケーラブルな分散システムの設計に関する 1 年以上の実務経験を持つ方を対象としています。この試験を受ける前に、以下のことをお勧めします。

  • コンピューティング、ネットワーク、ストレージ、データベースなどの AWS のサービスや、AWS デプロイ、管理サービスの利用を含む、AWS テクノロジーに関する 1 年間の実務経験
  • AWS 上でのワークロードのデプロイ、管理、そしてオペレーション、およびセキュリティコントロールとコンプライアンス要件の実装の経験
  • AWS マネジメントコンソールおよび AWS コマンドラインインターフェイス (CLI) の使用に精通していること
  • AWS Well-Architected Framework、AWS のネットワーク、セキュリティサービス、および AWS グローバルインフラストラクチャを理解していること
  • 提示された技術的要件を満たす AWS のサービスを特定し、AWS ベースのアプリケーションの技術的要件を定義する能力

https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/ より

1年以上の実務経験がおすすめされていますが、試験合格自体は実務経験がなくても大丈夫でした。

試験の難易度

★★★☆☆

60時間ほど学習して試験を受けましたが、
試験は難しく感じました。

試験中は1問目から自信を持って解けない・・・といった感じでした。

確実に自信を持って溶けた問題は3割ほど、

後程紹介する模擬試験にも無い所見の問題でした。。

しかし、初見でわからない問題でも、諦めずに設問をよく読み込めば、なんとか問題を解くことができます。

★☆☆☆☆:合格率51%以上 or簡単
★★☆☆☆:合格率50〜31%or普通
★★★☆☆:合格率30〜21%or少し難関
★★★★☆:合格率20〜11%or難関
★★★★★:合格率10%以下or超難関
合格率が公開されていない場合は、個人的な主観で難易度を決めています

合格までの学習時間

学習開始から合格までの学習時間は1ヶ月ちょっとで割合は下記のような感じです。
教材はUdemyの講座を2つ、と参考書で学習しています。

これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応):約30時間
【SAA-C02版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問):約30時間
AWSソリューションアーキテクト参考書約2時間

約60時間でした。

少し多めに見積もっているような気もしますので50時間〜60時間ほどだと思います。

私はたまたま時間があったので、学習期間は1ヶ月ほどでしたが、
普通に仕事をしながらだと1ヶ月〜2ヶ月ほどの学習期間が相場かと思います。

AWSソリューションアーキテクトアソシエイト合格までの勉強法

前提条件です。
・AWSクラウドプラクティショナー合格済み
・AWSの実務経験は無し

結論からお伝えするとUdemyのコースでの学習が9割です。
Udemyでは試験対策として下記の2つを受講しました。

【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
03版の新試験対応!アソシエイト試験突破に必要な経験と知識を1000ページ以上の理論学習、40サービス以上のハンズオン、3回分の模擬テストで獲得していきます! 網羅的にAWSを利用していく基礎力を身に着けることが可能です!
【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
2022年の8月30日から開始されたSAA-C03版に適用した問題集です。試験レベルで難易度の高めの問題などを中心に構成しており、今一歩合格が出来ていない方向けの最終仕上げとしての問題集です。

試験対策としては模擬問題周だけでも良いかと思ったのですが、

全くAWSに触れずに試験に合格しても意味が無いので、

ハンズオンで基礎学習ができる教材も購入しました。

セール時に購入したので、2つ合わせて4000円以下の予算でした。

SETP1ハンズオンでの基礎学習

まずは基礎学習と実務経験の無さを少しでも補うためハンズオンで学習ができる

「これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応)」を受講しました。

このコースは約30時間ほどのかなり長いコースとなっていますが、AWSの概要を掴むには、かなり良質な教材です。

この講座のセクションは下記の通りとなっています。

  • まずは知ってみる
  • Day1対応の実施
  • AWSとアソシエイト試験の概要
  • IAM
  • VPC
  • EC2
  • S3
  • Well Architected Framework
  • 信頼性の設計
  • Route53
  • データベース
  • キャッシュの活用
  • サーバーレス
  • 環境の自動化
  • セキュリティと運用
  • 模擬試験(SAA-02試験対応問題版)

このように、主要なサービスを手を動かしながら学習することができます。

ただ、全てハンズオンで学習したかと言ったらそうではなくて、
利用に高額な利用料金がかかるデータベースサービスなんかは動画を見るだけで終わったりしました。

(コース自体でも極力利用料金がかからないように配慮してくれているので、全てハンズオンで実施しても数千円の支払いで収まるはずです。)

私は本だけ読んでいてもいまいちイメージが沸かなかったのですが、

動画形式で且つハンズオンで学習することで、かなりAWSに関する理解が深まりました。

「試験突破講座」となっていますが、ただ単にAWSについて理解を深めるのにも良いかと思います。

しかし実際に試験を受けた身からすると、「これだけでOK!」というのは、流石に厳しいかと思います。

このコースにも模擬試験は3回分ついていますが、流石に問題数が少なすぎです。

SETP2 ひたすら模擬試験で学習

ハンズオンで学習できる「これだけでOK!〜」は非常に良質なコースなのですが、

試験合格にはかなりの数の問題をこなす必要があります。

AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
icon」では、

その名の通り390門の模擬問題が収録されています。

「これだけでOK!〜」に収録されている模擬問題と合わせれば全9回分の模擬問題をこなすことができます。
(ただし、「これだけでOK!〜」に収録されている3つ目の試験と模擬試験問題集の1つ目試験は重複しているので実質8回分)

私はこの8回分の模擬試験をそれぞれ3〜5回といて、模擬問題は9割ほど得点できるようにしました。

なお、収録模擬試験と私しがこなした回数は下記の通りです。

これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座

演習テスト1: 模擬試験①:5回実施
演習テスト2: 模擬試験②:4回実施
小テスト   3: 模擬試験③:1回実施
AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)収録分
演習テスト1: 基本問題の模擬試験①:4回実施
演習テスト2: 高難易度の模擬試験②:4回実施
演習テスト3: 高難易度の模擬試験③:4回実施
演習テスト4: 高難易度の模擬試験④:3回実施
演習テスト5: 高難易度の模擬試験⑤:2回実施
演習テスト5: 高難易度の模擬試験⑥:2回実施

もちろん単に答えを覚えるだけでなく、解説をよく読み、どうしてその答えになるのかを理解しつつ学習しました。(最後まで理解ができない問題も有りましたが・・・)

試験のポイント

3割くらいしか自信なかったのに、なぜ合格できたのか、ですが、

問題で問われていることに、よく着目すると
大体選択肢が2択くらいに絞ることができました。

問われていることとは、

例えば

費用対効果が優れているパターンが求められているのか

費用はともかく信頼性重視が求められているのか

展開スピードなのか、管理稼働の削減なのか、などといったことです。

これらの文言に着目すれば、自ずと選択肢は限られてくるので、
実質2択〜3択も問題に難易度を下げることができるはずです。

そのためには模擬問題集の解説をよく読み、

少しでお多くのサービスに関する理解、適用場面を覚えておくことが必要です。

以上、私が合格までに行った試験勉強法と試験の感想でした。

いま現在様々な対策本などが出版されていますが、

書籍での学習だけの場合、どうしても模擬問題をこなす量が少なくなってしまうので、
今回紹介したUdemyの講座を活用するのがベストだと思います。

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