LinuC 201試験の勉強法(学習期間・使用教材など)

資格試験

LinuCレベル2の認定を受けるにはLinuC201試験と202試験の2つに合格する必要があります。(+有効なLinuCレベル1の認定も必要)

LinuCレベル2 試験概要 | Linux技術者認定試験 リナック | LPI-Japan
仮想環境を含むLinuxのシステム設計・ネットワーク構築において、アーキテクチャに基づいた設計、導入、問題解決ができるエンジニアであることを認定します。試験センターの他に自宅でも受験できます。受験費用は税込16,500円。

今回LinuCレベル2取得に向け、LinuC201試験を受験し合格したので、合格までの勉強法を記載します。
合格までの学習量や、使用した教材が分かるように書きます。

スコアは下記の通りでした。1回目の受験で合格できました。

学習内容の概要は下記の通りです。

学習期間:1ヶ月

使用した参考書:下記参考書の201部分を1〜2周

使用した問題集:下記問題集の201部分を4周

LinuCレベル2 201試験ご合格までの学習法

基本的な学習の流れは下記の通りでした

  1. 参考書をの201部分を1周
  2. 問題集の201部分を3周
  3. 201模擬試験2回
  4. 参考書復習
  5. 問題集4周目
  6. 本番試験

ステップ1:参考書で概要把握

まずは参考書で201試験部分を流し読みしました。

使用したのは下記参考書です。

Linux教科書 LinuCレベル2 Version 10.0対応

Linux教科書 LinuCレベル2 Version 10.0対応

中島 能和
3,960円(01/13 17:06時点)
発売日: 2020/11/16
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LinuCレベル2としては現在唯一の参考書です。

実際の試験に合わせて構成となっており、各章の最後に10問程度の
確認問題があります。また201試験の模擬問題として一回分収録されています。

まずはこの参考書を試験のイメージ把握のため

模擬問題を除く201部分を5日ほどで流し読みをしました。

この段階では理解できなくてもOKのつもりで読み進めました。理解しようとすると難しくて眠くなってきます。

私は仮想環境を使ってコマンドを確認してみたりもしましたが、
まだ無理に行う必要はないと思います。

流し読みなら参考書は不要、またはネットの情報でも良いと思われるかもしれませんが、
この参考書は特に重要ポイント記載内容と、模擬問題が優秀なのでできれば購入をおすすめします。

ただ値段も4000円ほどと高いです。AmazonのKindle版であれば、たまにセールで50%OFFなどになっているので、電子書籍に抵抗がなければそちらをお勧めします。

STEP2:問題集をひ繰り返す(3周)

参考書の流し読みが終わった後は、ひたすら問題集を繰り返しました。

問題集は下記の書籍(通称:スピマス)を使用しています。

Linux教科書 LinuCレベル2 スピードマスター問題集 Version 10.0対応

Linux教科書 LinuCレベル2 スピードマスター問題集 Version 10.0対応

有限会社ナレッジデザイン 大竹 龍史
4,096円(01/12 17:09時点)
発売日: 2021/09/21
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LPI認定の問題集としてはもう一つping-tサイトの問題集がありますが、

Ping-t

今回は書籍を使用しています。

(201と202の取得で期間が開きそうだったので、利用期間での購入となるping-tを避け
書籍の問題集を購入しました。あと書籍だと模擬試験がついているので)

本書は201試験該当部分は、問題が176問と模擬試験1回分(60問)あります。
これを1ヶ月弱で3周しました。(模擬試験部分を除く)

↓問題集3周にかけた期間

1周目:2週間
2周目:1週間
3周目:3日

LinuCレベル1の学習の際は、このくらい問題をこなせば合格できたので、
早速模擬問題で実力を試してみることにしました。

余談ですが私は問題集3周し他タイミングで、1週間後に201試験申し込みを行いました。

ステップ3:模擬試験2回

参考書と問題集にはそれぞれ一回ぶんの模擬試験(60問)が付属していますので、
知識の定着度確認のためそれらを行いました。

問題集を3周した状態でしたが、
結果は次のとおりでした。
(問題集の模擬試験から行いました)

■問題集模擬試験
24/60 → 正答率40%
■参考書模擬試験
35/60 → 正答率58%

リナックの合格基準が「65~75%程度の正解率」なので、
ボロボロの結果となってしまいました。

しかし、この結果から苦手な項目を見つけることができました。

私の場合は主題のシステムの起動とLinuxカーネルの部分の出来が良くなかったので、それらを重点的に対策するといった方法と取ることができました。

問題集を行っただけだと、なんとなくわかった気になってしまうので、必ず本番同様に模擬試験にチャレンジすることをお勧めします。

STEP4:参考書で再学習(苦手項目の重点対策含む)

模擬試験を行い自分の苦手な項目を重点的に学習しました。
ここでは仮想環境を用いて実際にコマンドを打って確かめながら学習を行いました。

結局3日ほどかけて、参考書の201を総復習したのですが、
問題集を行っていたため、試験で重要な部分を意識して読み進めることができました。

また参考書内で重要なポイントは明記してくれています。

実際試験を受けてみてから思いましたが、確かに重要なポイントでした。

STEP5:問題集4周目

総仕上げとして。問題集の4周目を行いました。

模擬試験が散々だったので、自信のない問題は解説を今まで以上に読み込みましたが、
4回目なので2日ほどで201部分は完了しました。

なお4周目は模擬試験の結果によって量は調整でOKかと思います。
模擬試験で7,8割以上取れていれば4周目は必要なかったり、
重要度が高い問題だけに絞っても合格できるはずです。

STEP6:試験本番

本番試験ですが、私はテストセンターで受験しました。

(自宅での受験も可能です)

試験は60問中18問ほど自信がない問題がありましたが、

結局560点で合格することができました。(合格基準は480点)

テストセンターで受験する場合、身分証などは忘れないようにしてください。
最近はキャッシュレスで財布を持ち歩かなかったりしますが、
財布に身分証を入れている場合忘れて悲しい思いをすることになります。

まとめ

LinuC201試験はなんとか合格できましたが、思ったより難易度は高めに感じました。

LinuCレベル1を受験した時の感覚で挑むと少し危ないかもしれません。

3週間ほどでサクッと合格するつもりでしたが結局1ヶ月以上かかってしまいました。

合計学習時間は25〜30時間ほどだったかと思います。

合格の目安としては今まで記述したとおり下記が指標になるかと思います。

問題集:4周
模擬試験:2回
以上、学習の参考になれば幸いです。

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