iPhoneアプリ開発を始めようとMacBookにXcodeを
App Storeからインストールしようとしたのですが、
容量が足りなく、インストールできませんでした。
2017年に購入した容量128GBのMacBookProなので
インストールを試みた時点では18GBほどしか余っていませんでした。
代わりに外付けのSSDへXcodeをインストールしようとしましたが、ことごとく引っ掛かりました。
失敗事例含め、インストール完了までの過程を記載します。
なお、最終的には次の条件でインストール・Xcodeの起動成功しています。
- Xcodeの圧縮ファイル(xip形式)をApple Developerのサイトからダウンロード
- 外付けSSDをAPFS形式でフォーマット
- 外付けSSDへXcodeの圧縮ファイルを格納し展開
- 展開時には内臓ディスクの空きもある程度必要(10Gくらいか?)
■検証時の環境
OS:Monterey 12.6
Xcode:14.0.1(Xcode_14.0.1.xip)
使用したSSD:
外付けSSDは新規で購入しました。外付けSSDは持っていましたがフォーマットに伴い初期化が必要でしたので。。。
私が購入した時点では楽天の方が安かったです。比較用にリンクを二つ載せておきます。
Xcodeインストールの失敗事例
失敗事例1:App Storeからのインストールができない(容量不足)
XcodeはAppStoreからダウンロードするのが基本です。
しかしAppStoreからのダウンロードの場合、それなりの空き容量が必要になります。
40G以上は必要のようです。
空き容量が20G前後で試みましたが、もちろんダウンロードNGでした。
ここで躓く方は非常に多いようです。
打開策を調べたところ
AppleDeveloperのサイトから直接ダウンロードすれば
空きの容量のもう少し少なくて良いという情報があったので
その方法を試してみることとしました。
失敗事例2:AppleDeveloperからXcodeダウンロード(それでも容量不足)
AppleDeveloperのサイトからXcodeの圧縮ファイルをダウンロードできます。
「開発→Xcode→ダウンロード→Webサイト(英語)」でダウンロード画面へ進みます。
↓
↓
ダウンロードしたいバージョンを選択し
Xcodeのxipファイルをダウンロードします。(ここでは14.0.1を選択)
あとはダウンロードした圧縮ファイルをダブルクリックで展開するだけです。
空き容量が必要十分であれば、これで無事インストール完了になるはずなのですが、
私はダメでした。
選択したボリュームの空き容量が不足しているため、アーカイブ”Xcode_14.0.1″を展開できません。
20Gの空きでしたが、これでもまだNGなようです。
ここで内臓SSDへのインストールは諦めて、外付けSSDへ保存することとしました。
失敗事例3:外付けSSDへXcodeインストール(フォーマット違いでNG)
外付けのSSDは元々持っていたので、そのSSDへApple Developerサイトから
ダウンロードした「Xcode_14.0.1.xip」を格納し展開を試みました。
容量は十分ある状態です。
この状態で、Xcode_14.0.1.xipをダブルクリックして、展開しました。
私の環境だと20分ほどかけて展開処理が行われましたが結果はNG、
次のメッセージが返ってきました。
次のエラーにより、アーカイブ”Xcode_14.0.1.xip”を最終的な保存場所に移動できませんでした:操作を完了できませんでした。ファイルまたはディレクトリがありません。
何度行っても結果は一緒でした。
調べたところ、SSDのフォーマットがexFATであることが原因のようでした。
原因を調査したところ、Xcodeを外付けSSDで起動するには、
APFS形式でのフォーマットが必要とのことでした。
なお、APFSについては下記サイトを参考にしました。
フォーマットしなおすには、もちろん一旦SSDを初期化する必要があるため
今持っているSSDをそのままXcode用には使用することができませんでした。
そのため、結局Xcode用に新しい外付けSSDを購入しました。
購入したSSDは下記の物を購入しました。最終的にはこのSSDでうまくいってます。
私が購入した際は楽天市場のショップの方が安かったので、そちらで購入しました。
3000円近く安かったです。
金額は変動しますので、購入する方はそれぞれや確認して安い方を購入すれば良いと思います。
なお、フォーマット自体はディスクユーティリティで簡単にできました。
APFSへのフォーマット方法
1.ディスクユーティリティを開き、フォーマットするSSDを選んだ上で、「削除」を押します。
2.適当な名前をつけて、フォーマットで「APFS」を選択した上で削除を実行します。
完了すると、SSDはAPFSでフォーマットされた状態になっているはずです。
失敗事例4:APFSでフォーマットするの本体のMac容量不足でNG
新規で購入したSSDをAPFSへフォーマットし、いよいよ成功かと思いましたが、
最後にもう一つだけエラーが出ました。
APFSへ保存したXcodeの圧縮ファイルを展開しようとしたことろ
展開途中で次のメッセージが出ました。
操作を完了できませんでした。ブロック圧縮されたペイロードの操作に失敗しました
このメッセージの明確な発生理由は不明ですが、
いろいろ状況を確認したところ、
本体のMacBook自身の内部ディスク容量が数Mしかなくなっていました。
おそらく圧縮ファイル展開の失敗に伴いゴミファイルがこのってしまっていたと思われます。
これらの不要なファイルを削除し(PC再起動で元に戻りました、)、
20G程、本体ディスクに空きを作って、再度圧縮ファイルを展開したところ
無事に展開でき、Xcodeも起動できました。
外付けSSDでXcodeを展開していますが、展開に伴うファイルは一旦本体のディスクを使用するようでしたので、あるていの空き容量が必要なのかと思われます。
まとめ
以上が、Xcodeインストール時の失敗例でした。
再喝となりますが、最終的には下記の条件を満たし、外付けSSDでのXcode起動を成功させています。
- Xcodeの圧縮ファイル(xip形式)をApple Developerのサイトからダウンロード
- 外付けSSDをAPFS形式でフォーマット
- 外付けSSDへXcodeの圧縮ファイルを格納し展開
- 展開時には内臓ディスクの空きもある程度必要(10Gくらいか?)
展開したXcode.appを起動し
無事Xcodeアプリを起動できました。
内臓ディスクでないためか、少々動きはもっさりしますが・・・
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